NBAの放送を観るならWOWOWがおすすめな理由を語ってみる

※「東西決勝・NBAファイナルの放送形態」、「WOWOWとRakuten TVの比較」について追記しました(2018/5/14)。

はじめに|日本のNBA放送に大きな変化が

2017年10月10日、楽天がNBAと複数年のパートナーシップ契約を締結したことが発表されました。この契約の中には独占的な放映権も含まれています。

NBAファンが気になるのは、テレビ放送がどのような形で行われるのかですよね。

楽天はサブライセンシング(二次使用権)の交渉を国内放送事業者(WOWOWやNHKなど)と個別に行った模様。

参照:楽天、NBAとパートナー契約 国内独占配信権など獲得(朝日新聞デジタル)

そして開幕を前日に控えた2017年10月17日、WOWOWが2017-2018シーズンもNBAを放送することが決定しました。

※2017-2018シーズンはNHKでのNBA放送はないものと思われます。

WOWOWメンバーズオンデマンドでの配信がなくなるなど、楽天の影響により変更点はいくつかありますが、これまで日本のNBA文化を引っ張ってきてくれたWOWOWでの放送が決まったことで一ファンとして今は一安心しています。

以下、WOWOW歴20年を越える私かつかつ主夫がWOWOWのNBA放送の魅力を紹介します。

NBAが今、面白い!

2016年にBリーグが開幕し、いよいよ日本のバスケ熱が本格化してきました。Bリーグをきっかけにバスケに興味を持ち始めた人や、久しぶりにバスケの楽しさを思い出した人の中には世界最高のバスケリーグであるNBAを観たいという人も多いのではないでしょうか。

今のNBAはスーパースターがしのぎを削る黄金時代。ステフィン・カリー、レブロン・ジェームズ、ケビン・デュラント、ラッセル・ウェストブルック、ジェームス・ハーデン、アンソニー・デイビス、カワイ・レナード、デイミアン・リラード等々、挙げたらきりがないほど素晴らしいタレントを持った選手が勢ぞろいしています。

長らくNBAを見続けてきている私としてはコービー、ダンカンの引退による喪失感を引きずってはいますが、それを補って余りある高揚感でシーズン中は胸高鳴る毎日です。

そんなバスケ好きにはたまらないNBAですが、残念ながらテレビの地上波では放送されません。

NBAを観る方法は大きく分けて3つ。

  • Rakuten TVに加入する
  • NBAリーグパスに加入する
  • WOWOWに加入する
※これまでNHK-BSでも放送されていましたが、楽天とNBAのパートナーシップ締結により、2017-2018シーズンの放送はされないようです、

この中で私がおすすめするのはWOWOWです。質・量ともにバランス良く楽しめるのはWOWOWだと思っています。

以下、私がWOWOWをおすすめする理由を挙げていきます。

ほどよい放送試合数|毎週4試合放送

WOWOWはNBAのシーズン中、毎週4試合放送します。

Rakuten TVやNBAリーグパスと比べると試合数は少なくなりますが、仕事や学校、家事・育児で忙しい中、毎日2時間以上の時間を費やして観戦するのもなかなか難しいですよね。

個人的には週4試合というのはちょうど良い試合数じゃないかなと思っています。

これまでは3年連続でファイナルを戦った注目の2チーム、ゴールデンステイト・ウォリアーズクリーブランド・キャバリアーズの試合が比較的多めでしたが、楽天とウォリアーズのパートナーシップ締結により、ウォリアーズの試合数は減ることが予想されます。

※追記:実際にウォリアーズの放送試合数は減っていますが、全くやらないわけではありません。

特定の人気チームの試合だけでなく様々なチームの試合を満遍なく楽しめると考えればこれも悪いことではないと思います。

今シーズンはロケッツ(クリス・ポール)やサンダー(ポール・ジョージ、カーメロ・アンソニー)、キャブス(アイザイア・トーマス、デリック・ローズ)、セルティックス(カイリー・アービング、ゴードン・ヘイワード)など、オフシーズンの大型移籍が実現したことで、ウォリアーズ以外にも注目のチームが目白押しですからね。

※追記:シーズン途中にはクリッパーズのフランチャイズ・プレイヤーだったブレイク・グリフィンがピストンズへとトレード。キャブスは新加入の3人全員が移籍するというまさかの展開となりました。

個人的にはジョエル・エンビード、ベン・シモンズら期待の若手を擁するシクサーズやジミー・バトラーが移籍し着々とシボドー体制が築かれつつあるウルブズ、近い将来のMVP候補ヤニス・アデトクンボ率いるバックスなどにも注目しています。

佐々木クリスの解説が聞ける

WOWOWのNBA中継の質を高めてくれているのが解説陣です。現役Bリーガーや元日本代表選手などが顔を揃える中、私が激押ししたいのがNBAアナリストの佐々木クリスです。

少し大げさに聞こえるかもしれませんが、佐々木クリスの解説を聴けるというだけでWOWOWのNBA放送を観る価値があると言っても良いくらいです。

彼の徹底したデータ分析に基づく解説はバスケ解説のみならずサッカー、野球を含めたスポーツ解説の中でも図抜けてハイレベルです。特に最近のNBAは、これまで数字化してこなかったあらゆるデータを計測し、公開する傾向にあることから、彼のようなデータに基づく分析的な試合の見方というのは最先端の観戦方法としても参考になります。

また、彼は元プロバスケ選手でもあり、試合中の選手のメンタルについてもリアルな話を聞かせてくれます。バイリンガルであることから現地の中継を瞬時に通訳してくたり(例:シャックが先ほどのレブロンのプレイについて○○と言ってますね等)、ESPNやNBA.COMに掲載された興味深い記事を紹介してくれたり、英語話者としての強みを存分に発揮しています。またボキャブラリーも豊富で、NBAの面白さ、バスケットボールの奥深さを言葉で伝える能力も抜群です。

佐々木クリスのことをべた褒めしてしまいましたが、その他にも中原雄や元日本代表ヘッドコーチでもある小野秀二の安定感抜群の解説も必聴です。



多彩な顔ぶれが揃う中継ゲスト

WOWOWの中継には俳優やミュージシャン、お笑い芸人など、様々なジャンルのNBA好きがゲストとして出演します。2015-2016シーズンのWOWOW-NBAのテーマソングを歌ったスチャダラパーのBOSEや、ハライチの澤部佑、元バスケ部で俳優の田中圭、専門家張りの分析力を誇る米粒写経のサンキュータツオ、未だバスケ合宿を行うなどバスケへの情熱が絶えない麒麟の田村裕など、多彩な顔ぶれが揃います。

2016-2017シーズンのWOWOW-NBAテーマソング「ONE SHOT」を歌ったRIZEのドラマーで俳優の金子ノブアキは生粋のウォリアーズファンとして知られています。

中継に出演するゲストはWOWOW-NBAファミリーと呼ばれ、NBAファンの目線で中継を盛り上げてくれます。SIAM SHADEの栄喜が2016年ファイルでキャブスの優勝が決まったあと感動の涙を流したように、皆“ガチ”のNBA好きです。

普段NBAの面白さを語り合う人が身近にいない私にとってWOWOW-NBAファミリーは試合の感動や興奮をシェアしてくれる大事な存在となっています。

私が思うWOWOWとRakuten TVやNBAリーグパスとの最大の違いは、WOWOWがこういったNBA文化圏とも言えるコミュニティを作り上げてくれているところです。

彼彼女らの輪の中に(勝手に)加わってみると、シーズン中、本当にNBAを楽しみつくせます。

NBAファミリーの面々はTwitterもやっているのでぜひフォローしてみてください。

関連番組も充実

WOWOWではNBAの試合中継だけではなく関連番組も多数放送しています。

ハイライトを中心としたダイジェスト番組、チームや選手に密着したドキュメンタリー、今では伝説となっている過去の名試合等々(どういった番組を放送するかはシーズンごとに違いがあります)。

中継試合数の減ってしまった王者ウォリアーズの試合もダイジェスト番組の中で多く取り上げられています。

また、試合中継の合間やダイジェスト番組の中で有名選手や元スーパースターが来日した際の様子を伝えるコーナーがあったりもします。

▼2015年にマイケルジョーダンが来日した際にもWOWOWでその映像が流れました。

▼WOWOW-NBAのメインキャスター、長澤壮太郎が現地に飛びウォリアーズを取材した特別番組も放送されました。

過去には渡邊雄太、八村塁のインタビュー映像も

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過去にはNCAAのディビジョン1でプレイするジョージ・ワシントン大学の渡邊雄太やゴンザガ大学の八村塁など、日本出身プレイヤーのアメリカでの活躍の様子も試合中継の最中やダイジェスト番組の中で放送されました。

▼NBAに挑戦した富樫勇樹に密着したドキュメンタリー番組も。

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シェーファー・アヴィ・幸樹やテーブス海など、アメリカを舞台に活躍する面々も増えてきているので、WOWOWさんには彼らの情報も期待したいところです。

Rakuten TVやNBAリーグパスとの違いは?

NBAはWOWOW以外にもRakuten TVやNBAリーグパスなどで見ることできますが、その違いはどこにあるのでしょうか。

まず、試合数で言えば、WOWOWよりもRakuten TV、NBAリーグパスの方が多いです。

WOWOW:毎週4試合

Rakuten TV:シーズン中毎日1~2試合をLive配信(見逃し視聴あり)

NBAリーグパス:全チーム、最大1,400試合

楽天TVは試合数も多く、日本語での実況・解説もあります。

ただし、Chrome Castなどの機器を持っているか、または自宅のテレビが楽天TVに対応していない限り、基本的にテレビでの視聴はできません。

NBAリーグパスは全試合を観ることができますが、日本語の実況はなし。関連番組も全て英語です。Chrome CastやApple TVがなければテレビで観ることもできません。

WOWOWは試合数は週4試合ですが、実況・解説はもちろん日本語。副音声は英語なので、スーパープレイが飛び出したときには副音声に切り替え、現地アナウンサー&解説者(元NBAのスター選手)のリアクションを楽しむこともできます。

また、WOWOWの良いところはテレビ放送だというところです。やはり手間なくテレビの大画面で観られるというのは強みだと思います。

録画しておいた試合を後から使い慣れたリモコンでところどころ早送りして観られるというのは意外とポイント高いです。

現実問題として、仕事や学校があると平日の昼間に生中継されていてもなかなか観られませんしね。

カンファレンス決勝&NBAファイナル対戦カードと放送形態

NBAプレイオフ東西カンファレンス決勝のカードは以下の組み合わせとなりました。

東:ボストン・セルティックス vs クリーブランド・キャバリアーズ

西:ヒューストン・ロケッツ vs ゴールデンステイト・ウォリアーズ

NBAプレイオフ2018の東西カンファレス決勝、NBAファイナルのWOWOWでの放送は全て録画放送となります。

生放送がなくなってしまったのは、楽天がNBAとのパートナーシップ締結により独占的な放映権を獲得したことによるものでしょう。

カンファレンス決勝以降のWOWOWのNBA放送は以下のような形となります。

  1. 東西カンファレンス決勝(5月):全試合放送/深夜2時以降の録画放送
  2. NBAファイナル(6月):全試合放送/試合開始時間より24時間以降の録画放送

※Rakuten TVでは全試合生放送されます。

ぶっちゃけWOWOWとRakuten TV、どっちがおすすめ?

レギュラーシーズン中はWOWOWでNBAを楽しんでいた方の中にもカンファレンス決勝、NBAファイナルの生放送がなくなり、全て録画放送となってしまったことで「やっぱりRakuten TVの方が良いのかな」と心揺れている方は多いのではないでしょうか。

そこで、項目ごとに両者の比較をまとめてみました。

生中継で観たい → Rakuten TV

なにがなんでも生中継で観たいならRakuten TVがおすすめです。

東西カンファレンス決勝以降、WOWOWは全て録画放送になります。

特に「NBAファイナルは生中継じゃなきゃ嫌だ」という方はRakuten TV一択です。

(私のように)周囲にNBA好きがいない方の場合は、試合結果が分からないように1日気をつけて過ごし、帰宅後じっくりWOWOWの放送を観るというのもありかもしれませんが笑

テレビで観たい → WOWOW

Rakuten TVの場合、自宅のテレビが楽天TVに対応しているか、Chrome Castなどの機器を持っているかしないとテレビで視聴できません。

テレビでNBAを楽しみたい場合はWOWOWがおすすめです。

自宅のリビングでくつろぎながらのNBA観戦は格別ですよね。

テレビ放送の利点として、ネット回線が切れることを心配しなくて済むというのもあります。余計なことを気にせず試合に集中できます。

スマホ・タブレットで視聴したい → Rakuten TV

PCやスマホ・タブレットで視聴したいという方はRakuten TV一択です。

WOWOWでは今シーズンからオンデマンド放送がなくなっています。

録画しておきたい → WOWOW

Rakuten TVでは録画ができません。

録画して残しておきたい、何度も繰り返し試合を観たいといった方はWOWOW一択です。

NBAファイナルなどであれば、後々伝説として語り継がれるような試合になる可能性もありますからね。録画して保存しておきたくなる方も多いでしょう。

実況・解説の質で選びたい → WOWOW

Rakuten TVでは元NHKアナウンサーの実況や元選手の解説などがあるので、試合を観る上で不都合はありません。

ただ、贔屓目でなく放送の質の高さではWOWOWの方が断然上です。

WOWOWでは、現地放送のリポートなども同時通訳されますし、ロッカールームで監督が選手に声をかける場面が流れれば、すぐさまそれも同時通訳します。

中でも私の一押しの近藤祐司アナウンサーはその場で実況も同時通訳も両方できるという妙技を見せてくれます。

最近の現地のNBA中継では、「WIRED」というコーナーがあり、試合中の選手・監督の声を流すことがあるのですが(なかなか貴重です)、WOWOWではこちらも同時通訳してくれます。

何を重視するかでどちらが良いかは変わる

生中継を重視するのか、視聴方法(テレビorスマホ)を重視するのか、放送の質を重視するのか、結局各人がNBAの放送に何を求めるのかによってWOWOWとRakuten TVのどちらがピッタリなのかは変わってきます。

NBAファイナルはどうしても生中継で観たい、でも録画もしておきたいという場合はその期間だけ両方契約し、あとから解約するといった方法もありでしょう。

WOWOWの料金は?

WOWOWの料金は月に2,300円(税込2,484円)です。NBAリーグパスが月額2,400円なので、ほぼ同じ料金となります。

Rakuten TVは月額 972円(税込)なので、料金的には最もお得感があります。

ただ、WOWOWはNBA以外にもテニスの4大大会やサッカーのリーガ・エスパニョーラ、ボクシングなど他のスポーツも全て込みの料金です。さらに映画や海外ドラマ、オリジナルドラマ、大物アーティストのライブ(2018年6月には安室奈美恵の福岡でのファイナルツアーが独占放送されます)などもあるので、2,300円(税込2,484円)はかなり良心的な料金ではないかと思います。

▼WOWOWの公式サイトはこちら

WOWOW_新規申込

さいごに|今シーズンのNBAはヤバい

カイリー・アーヴィングのセルティックスへのトレード、クリスポールのロケッツ加入、ポール・ジョージ、カーメロ・アンソニーのOKCへの移籍、デリック・ローズ、アイザイア・トーマス、ドウェイン・ウェイドのキャブス加入(そして解散w)など、2017-2018シーズンのNBAはかつてないほどの大地殻変動が起きました。

また、ベン・シモンズ、ドノバン・ミッチェル、ロンゾ・ボール、カイル・クーズマ、ジェイソン・テイタム、デニス・スミスJR等々、ルーキー達も近年まれに見るハイレベルです。

優勝争いも熾烈です。円熟味を増すウォリアーズはロケッツ(レギュラーシーズン1位)の挑戦を退けることができるのか。ファイナルは4年連続でウォリアーズ、キャブスの対戦となるのか、セルティックスのチームバスケットはキングの牙城を崩すのか、目が離せません。

今シーズンのNBAはこれまで以上に楽しめそうです。

これまでNBAからしばらく離れていたという方やまだ観たことがないという方も、ぜひNBAをチェックしてみてください。



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