賃貸でもOK!据え置き型の食洗機を使ってみた感想

皿洗いって面倒ですよね。私は夕飯担当なのですが、料理することよりも洗い物の方が手間に感じます。

1時間かけて作った料理を20分ほどで完食。目の前に残された汚れた皿を見つめているときの虚しさといったらありません。元気なときはいいのですが、体調を崩している時や疲れている時などはかなりしんどいです。しかもこれが毎日続くわけですからね。

そんな我が家に食洗機(食器洗い乾燥機)がやってきました。我が家は賃貸マンションなのでビルトインタイプではなく据え置き型です。

▼食洗機を導入してみて感じたメリットとデメリットをまとめるとこんな感じ。

メリット
  • 皿洗いの労力が激減
  • 圧倒的な時短
  • 手洗いより綺麗になる
  • 手荒れしない
デメリット
  • 食器の買い替えが必要になるかも

正直、デメリットはほとんど感じていません。あえて挙げるとすれば、食洗機OKの食器への買い替えが必要になるかもしれない点でしょうか。

それでは、食洗機の導入を検定している方の参考になるよう、以下のような順序で疑問点や実際の使い心地などを紹介していきます。

  1. 賃貸でも使える食洗機について
  2. メーカー3社の紹介
  3. 食洗機を導入してみた感想

▼必要な箇所だけ読みたい場合は、目次をご利用ください。

賃貸でも使える食洗機

みなさんは食洗機というとどのようなものを思い浮かべるでしょうか。

私は当初、食洗機は全てビルトインタイプのものしかないと思い込んでいました。分譲マンションなどにあるやつですね。

賃貸では無理だとはなから決めつけていたのです。

ところが、いろいろと調べてみるとあるではありませんか。賃貸でも使える食洗機が。

いわゆる据え置き型(卓上型)と呼ばれているタイプのものです。

据え置き型であれば分岐水栓を取り付けるなどの作業はありますが(必要ない商品もあります)、大掛かりな工事がいらないので賃貸でも使用可能です。

スポンサーリンク

選択肢が増えてきた据え置き型の食洗機

私は人生で10回以上引越しをしているのですが、物件探しをしている中でビルトインタイプの食洗機が備え付けられている賃貸マンション・アパートにお目にかかったことは一度もありません。

おそらくかなりの高級賃貸マンションか分譲賃貸以外は食洗機付きの物件というのはほとんどないのではないでしょうか。

賃貸ですと大掛かりな工事はできないので食洗機を使いたければ据え置き型(卓上型)がおすすめです。

そして、国内でこの据え置き型食洗機の新機種を製造しているメーカーはあまり多くありません。我が家で食洗機を購入したとき、定期的に新製品を販売しているのはパナソニックくらいでした。

ただ、最近は食洗機のニーズが高まってきているからか、パナソニック以外にも据え置き型の食洗機を販売するメーカーが出てきています。

以下、パナソニック、AQUA、エスケイジャパンの食洗機を紹介していきます。

パナソニック

まずは、据え置き型の食洗機を長らく販売しているパナソニックです。我が家で使っているのもパナソニックの製品です。

分岐水栓を取り付ける必要がありますが、それほど大掛かりな工事ではありません。もちろん、取り付けに自信がない方は業者にお願いするのもありです。

一度付けてしまえば次の引越しまで何かする必要はないと思います。

2019年発売の「NP-TA3-W」は、収納可能な食器点数40点。ファミリー向けのレギュラータイプです。乾燥機能や酵素活性化洗浄機能などが付いています。

パナソニックは単身者向けのミニサイズの商品など、複数モデルを展開しています。気になる方は、各通販サイトで探してみてください。

AQUA

三洋電機の白物家電部門を源流とするAQUAも食洗機を販売しています。

「アクア ADW-GM1-W」は横幅が狭くかなりコンパクトな印象。容量の目安は食器点数24点。乾燥機能も付いています。キッチンが狭いという理由で食洗機を諦めていた人は検討の価値アリです。

エスケイジャパン

エスケイジャパンの販売している「Jaime SDW-J5L-W」は、工事不要の食洗機です。

「食洗機を導入したいけど、賃貸だし、分岐水栓の取り付けも面倒だし、なかなか決断ができない」という方は検討しても良いかもしれません。容量の目安は食器12点・小物12点。難点を挙げるとすれば、一度に洗える食器の数が限られることと、給水作業の手間があることでしょうか。

エスケイジャパン Jaime 食器洗い乾燥機 工事不要 SDW-J5L
エスケイジャパン

据え置き型食洗機(パナソニック)を使ってみた感想

食洗機を使い始めてから我が家の生活は一変しました。購入したのはパナソニックの食洗機「NP-TR9」です。上で紹介した2019年発売の「NP-TA3-W」の2世代前のモデルとなります(※容量や収納スペースの構造に若干の違いがあります)。

以下、実際に使ってみた感想・レビューです。手洗いとの比較という観点からすると、据え置き型食洗機全般に共通する感想になっているかと思います。

使えば使うほど高まる満足度

まず全体的な感想ですが、一言で言うと買ってよかったです。

食器洗いの労力がかなり軽減されました。これは使えば使うほど実感します。

日によっては食器の量がそれほど多くないこともあるのですが、毎日続くことですからね。一回の作業量がそれほど多くなくても積み重なっていくと相当な負担になります。

満足度はかなり高く、もっと早く導入すべきだったと夫婦共々後悔しているくらいです。

洗浄力は?予洗いは必要?

気になる洗浄力の方はどうでしょうか。

私はかなり丁寧に皿洗いをするので食洗機の方が手洗いよりも綺麗になるとまでは実感できていませんが、概ね洗浄力に問題は感じません。もちろん、使う洗剤の種類や汚れの程度によって変わってくるとは思います。

衛生面では食洗機の方が安心ではないかと。手洗いだとどうしてもスポンジの雑菌などが気になりますから。

予洗いに関しては、我が家では一応やっています。説明書にも予洗いして下さいと明記してあります。どの程度までの予洗いが必要になるかは使っていくうちに把握できてくるはずです。

さすがにフライパンなどにこびりついた汚れをそのままにしてぶち込んでもピカピカにはなりません。油汚れや各種頑固汚れに関しては予洗いか必要だと思います。

洗える食器の量はどれくらい?

我が家で購入したパナソニックの食洗機NP-TR9の容量は食器点数45点となっています。

うちは夫婦と娘一人の3人家族ですが、容量は十分です。

▼ちなみに我が家で夕飯時に使用する食器のあらましはこんな感じ。

  • フライパン
  • お椀×3(一つは子ども用)
  • お茶碗×3
  • おたま・菜箸など
  • 大皿1枚
  • 深めの大皿1枚
  • 平皿×4枚

フライパンを食洗機で洗わなければこれよりもずっと入ります。味噌汁・スープは翌日の朝の分も作るので鍋は洗いません。

底が深いお皿などはかなりスペースを取ってしまうので、場合によっては食洗機に入りやすい省スペースの食器に買い換えるのもありだと思います。

使い始めの頃は食洗機に食器を収納するコツを掴むまで若干とまどいましたが、慣れてくれば問題ないです。

※耐熱性がないなど、食器の種類によっては食洗機で洗えないものもあるので事前に確認しておくことをおすすめします。

鍋やフライパンは洗える?

サイズ的に食洗機に入るものであれば鍋やフライパンも洗えます。

ただ、フッ素加工のものはNGだったりするので、今現在使っているものが使えるとは限りません。

我が家で長く使っているフライパンはすでにフッ素加工が剥がれていたのでそのまま洗ってしまっています。

鍋はかなり大きめのものを使っているので残念ながら食洗機では洗っていません。

音はどれくらい?

マンションやアパートなどの集合住宅だと気になるのが食洗機を使っているときの音ですよね。

実際にお隣さんや上下階のお宅にどれだけ聞こえているのかは確かめようがありませんが、時間帯を間違えなければ問題ない音の大きさではないかと。

ただ、決して小さくはないので(たまにザーとかガーっといった音がします)一応我が家では深夜に使用するのは控えています。

乾燥機能はどんな感じ?

我が家で購入したパナソニックの据え置き型食洗機は乾燥機能も付いた食器洗い乾燥機です。

夕飯後に乾燥機能を使用することもあります。乾燥をかける長さにもよりますが、概ね問題なく乾いており不満はありません。食器を置く向きによってはだいぶ水気が残ってしまうので置き方には気を遣う必要があります。

ちなみに、我が家では食洗機を水切りかご代わりにもしているので、食器が少しくらい濡れていても気になりません。最近はほぼ乾燥機能を使わず、自然に乾かしています。

電気代、水道代は?

食洗機を導入する前は漠然と「水道代や電気代がメチャクチャかかるのでは?」と思っていました。

正確に比較したわけではありませんが、水道代、電気代は食洗機を導入する以前とそれほど変わらないという印象です。

水道代は手洗いよりも食洗機の方が安くなると言われていたりしますが、実際はどうなんでしょうね。実感としては大した違いはないように感じます。

電気代に関しては、乾燥機能を使うかどうかや乾燥させる時間の長さによっても変わってくると思います。

電気代が気になる方は乾燥機能をなるべく使わないようにするなど工夫すれば出費を抑えられると思います。

取り付けは大変?

パナソニックの据え置き型食洗機は分岐水栓を取り付ける必要があります。業者に頼むこともできますが、私たちは自力で行いました。今度また引っ越しするときに自分でできた方がいいだろうとも思ったので。

通常の水道の蛇口を取り外して分岐水栓を取り付けるだけなので、それほど難しくないです。

▼メーカーの説明動画

分岐水栓は別売りなので、自宅の蛇口に合うものを調べてAmazonで購入(10,000円ほど)。

我が家の場合はそのほかにモンキーレンチプライヤーが必要だったので、これらもAmazonで購入しました。

他のメーカーの食洗機を購入された方は、各社のホームページで設置方法を確認してください。

洗剤は食洗機専用のものが必要

洗剤に関しては食洗機専用のものが必要となります(パナソニックの場合)。

うちはメーカーのパナソニックが推奨する専用洗剤チャーミークリスタ(ジェルタイプ)を使っています。

まとめ|もっと早く導入すればよかった

これまで食洗機の導入を検討したことは何度かあったのですが、スペースの問題や分岐水栓の取り付けが億劫だったりでなかなか踏み切ることができませんでした。

正直今は「もっと早く導入すればよかった」と思っています。

妻と一緒に暮らし始めてから10年以上経ちますが、食器洗いの分担に関して何度も喧嘩になりました。

最初から食洗機を使っていたら、食器洗いの労力の軽減はもちろん、感じる必要のないストレスからも解放されていたはず。

やはり夫婦の家事分担を考える上でまず重要なのは家事の総量を減らすことですからね。食洗機など家事をサポートしてくれる家電への投資は積極的にすべきだと思います。

ここで紹介した据え置き型(卓上型)の食洗機は、賃貸アパートやマンションにお住まいの方に特におすすめです。

家事関連の記事はこちら

洗濯乾燥機の導入で洗濯の負担が激減!部屋干し臭からも解放されました。

夫婦の家事分担は永遠の課題?家事をシェアする方法について考察しました。

スポンサーリンク