日々、子育ての大変さを思い知らされているかつかつ主夫です。
これまでの育児を振り返ってみて最も難易度が高いなぁと思うのは、ずばり寝かしつけ。
うちの子は基本的に妻の添い乳で寝ているので、授乳しないとなかなか寝てくれません。夜中に目が覚めて隣に私しかいないとこの世の終わりであるかのように泣き叫んだりします。
妻は夜勤がある仕事なので寝かしつけを全て妻に任せるわけにもいきません。彼女の負担を考えても私がそこから逃げることは許されない。
夜になると戦々恐々とする日々を過ごしているわけですが、それでも経験を積み重ねていくうちに寝かしつけるコツのようなものを身に付けてきた感があります。
ここでは、私が実践している寝かしつけ(乳なし)の方法を紹介したい思います。乳のない我々父親にとって最強の道具、「抱っこ紐」を使います。
※娘が6カ月頃から2歳頃までに実践していた方法です。
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目次
寝かしつけ(乳なし)の具体的な実践方法
ステップ1:生活のリズムを整える
これはよく言われていることですが、子どもの生活リズムを整えてあげることが重要です。
食事を食べる時間や昼寝の時間、お風呂に入る時間など、リズムができてくると夜も比較的すんなり寝てくれます。まあ、実際は予定外の用事ができたり風邪を引いてしまったりで、そう簡単にはいきませんが。子育てはイレギュラーの連続ですからね。
昼寝をさせ過ぎないこともポイントです。昼に4時間とか5時間とか寝てしまうと、夜に目が冴えてしまって夜中まで寝る気配なしという悲惨な状況に陥ります。
※風邪を引いているときや体調が優れないときは、昼夜関係なくたくさん眠らせてあげた方が良いかもしれません。
ステップ2:子どもの体力を消耗させる
体力を消耗させると書くとちょっと嫌な感じですが、つまり目一杯遊ばせるということです。
公園や児童館などで遊ぶのが一番効果的だと思います。遊具も揃っているし、広いスペースで思う存分体を動かせますからね。
ただ、雨の日だったり、まだ歩けない月齢の頃などには室内で遊ばせることになります。我が家では音楽をかけて一緒に踊ったり、軽く追いかけっこしたり(安全に注意しながら)、なるべく運動させるように心がけています。
まだ歩けない頃は、布団の上やジョイントマットの上を「ハイハイ」させたり「ずりばい」させたり、「高い高い」してあげたりしました(懐かしい・・・)。
続いて実際に寝かしつける方法です。
ステップ3:抱っこひもで眠らせる
ここから、いよいよ寝かしつけの本番です。まず、声を大にして言いたいことがあります。
「抱っこひも」がめちゃくちゃ便利だよ!!
私はこれがないと無理でしたハッキリ言って。
我が家ではErgo Baby(エルゴベビー)の抱っこひもを使っているんですが(姉が出産祝いで買ってくれました) 、普通に抱っこしても寝ない(または抱っこすらさせてくれない)子どもが嘘のように大人しくなります。
私の場合は、そろそろ就寝時間という頃になったら部屋を暗くして抱っこひもで抱っこします(事前にしっかりと水分を摂らせてオムツを替えます)。
1歳前後くらいからは大体9時頃から寝かせていました(機嫌が悪くなりだす時間帯)。
抱っこひもをしても、そのまま突っ立っているだけではさすがに寝てくれないので、部屋を歩き回ります。
子どもがまどろんできたら膝をしっかりと曲げながら(これ大事!)縦にゆっくりと揺らします。背中の辺りをポンポンと一定のリズムで叩きながら子守唄を歌うのも良いでしょう。
月齢にもよるのですが、経験上、大体20~30分ほどで眠ってくれることが多いです。
普通に抱っこして歩くだけでもいいのですが体力的にしんどいですし、抱っこひもの方が断然大人しくなってくれます。赤ちゃんがリラックスできるように計算されて作られているからなのでしょうか。
ステップ4:抱っこしたまま眠りが深まるのを待つ
抱っこひも(または抱っこ)で眠ってくれたからといってすぐに布団やベッドに寝かせてはいけません。眠りが浅いと、寝かした瞬間に起きてしまう可能性が高いです。
私は娘が眠り始めてから大体30分ほど待って布団に寝かせていました(この時間は月齢が上がってくるにつれて短くなります)。
その間は、リビングの椅子に座ってスマホを眺めたり、ipodで音楽を聞いたり、リラックスして時間が過ぎ去るのを待ちます(根を詰めないことが重要!)。
ステップ5:布団またはベッドに寝かせる
30分ほどして眠りが深まったなと感じたら(寝息を立て始めます)、布団またはベッドに寝かせます。
このとき、いきなり抱っこひもを外して寝かせてもすぐに起きてしまいます。
ここはコツがいるところなんですが、私の場合はまず、腰を浮かせた状態で布団の上に両膝を突き、しばらくその状態で身体を揺らし続けます。
起きる気配がなければそーっと抱っこひもから子どもを取り出し、両腕で抱きかかえます。
このとき、横抱きの方が良いという人もいるみたいですが、うちの子は横抱きだと起きてしまうので縦抱きにしていました。我が子の特徴を掴むことが大事ですね。
子どもを抱きしめた状態のままゆっくりと前かがみになり布団に着地させます。
着地させた後も30秒ほど抱きしめたままにし、子の反応を確かめながら慎重に腕を外していきます。
そのまま眠ってくれたらひとまず寝かしつけ完了です。
子どもを布団に寝かせた瞬間に起きてしまった場合には(涙)、再び抱っこひもに収納してゆらゆらします。
一度眠った子が起きてしまったときのショックはデカいですが、もうこれは運が悪かったと割り切るしかないですね。
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夜泣きした場合の対処法
私が実践してきた寝かしつけの方法は上で説明した通りですが、赤ちゃんが朝までぐっすり眠ってくれることなんてまずありません。
個人差はあるのでしょうが、うちの子の場合、2歳頃までは朝まで寝てくれたことなんて数えるほどしかないです(意外と新生児の頃によく眠ってくれていた印象があります)。
なんといっても夜泣きという未だにはっきりと科学的に証明されていない謎の現象がありますからね。
子どもが夜泣きで起きてしまった場合は、喉が渇いていないか、オムツは大丈夫かなどをチェックして、問題なければまずは抱っこで対処します。
自分自身も寝起きの状態なので大変ですが頑張りましょう。
泣き叫ぶ子を抱っこして背中を一定のリズムでポンポンと叩きながら横に揺らします。激しく泣く場合はゆっくりと縦に揺らし(膝を曲げて)、それでも泣き止まない場合は先述した輸送本能を利用して抱っこしたまま歩きます。
どうしても抱っこでは寝てくれない場合は、多少面倒ですが再び抱っこひもを装着し、上で説明したステップ3からステップ5を行います(夜泣きがひどいときはこの工程を朝までに3、4度ほど繰り返します)。
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まとめ
私が実践してきた寝かしつけの方法を紹介しましたが、まとめると以下の通りです。
- 生活のリズムを整える
- 子どもの体力を消耗させる
- 抱っこひもで眠らせる
- 抱っこしたまま眠りが深まるのを待つ
- 布団またはベッドに寝かせる
子どもには個人差がありますので、万人に通用する方法ではないかもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。
ちなみに、月齢が上がってくるにつれて寝かしつけも大分楽になってきた気がします。
眠りが段々と深まってきているようで、抱っこひもをした状態から布団に寝かせるときなど、そこまで慎重にやらなくても起きなくなってきました。
乱暴にと言ったら語弊がありますが、抱っこひもから普通に取り出して適当にポーンと置いても起きません。
しかも1歳6ヵ月を過ぎた頃からは、抱っこひもどころか抱っこをしなくても寝てくれることが(たまーに)あります。
先日は、一緒に添い寝して天井を見上げながら歌っているだけで寝てくれました。曲は学生時代にカラオケでよく歌っていたTHE BLUE HEARTSの『情熱の薔薇』。子守唄だとこっちが飽きちゃうんですよね(翌日は全然寝てくれず抱っこひものお世話になりました)。
【追記】この大変さが永遠に続くことはありません
娘が2歳半を過ぎた頃から、寝かしつけはかなり楽になりました。なかなか寝てくれないときもありますが、隣で背中をポンポンしているだけで寝てくれることがほとんどです。夜泣きはほぼしなくなりました(たま~にありますが)。
寝かしつけや夜泣きが大変な時期は「いつまでこれが続くのか」と途方に暮れることがあると思います。
でもこれらが永遠に続くことはありません。すやすやと眠る我が子を見て、「あれ、夜泣き終わった?」と思う瞬間が必ず訪れるはずです(たぶん)。その達成感たるや凄まじいものがあります。
寝かしつけが辛くて逃げたいと思っているお父さん方にも、これを味わっていただきたいです。抱っこ紐という神ツールを使えば、我々も子を寝かしつける際の戦力になります。ぜひ、あきらめずに挑戦してみてください。
抱っこひもを持っていないという方で、なおかつ寝かしつけにお困りの方は購入を検討してみて下さい。
色々なメーカーがありますが、我が家が使っているのは先ほども紹介したErgo Baby(エルゴベビー)の抱っこひもです。おそらく一番人気のメーカーで、街中のいたるところでこの抱っこ紐を使っている方を見かけます。
最近はあまりの人気から偽物が出回っているようなので注意して下さいね。
エルゴの抱っこ紐はDADWAYという会社から正規品が購入できます。不安な方はDADWAYのオンラインショップから購入すれば安心です。
以上、かつかつ主夫でした。
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