3歳の娘がインフルエンザにかかりました。
インフルエンザのB型です。
予防注射を打っていたにも関わらず症状はかなり重く、熱は最高で41度を記録し、保育園も1週間ほどお休みしました。
※娘は11月、12月と2回インフルエンザの予防接種を受けています。
うちの娘がかかったのは3月でしたが、インフルエンザのB型は4月、5月になっても流行することがあるようで、ゴールデンウィーク中に感染する人も珍しくないようです。
参考 ⇒ インフルエンザの患者増、B型が拡大も 学級閉鎖などは前週比6倍に
以下、娘がインフルエンザを発症してから回復するまでの経過や保育園はいつから登園可能かなど、情報をまとめたのでご紹介します。
▼その後、ロタウイルスにも感染しました。
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目次
インフルエンザにかかったら、保育園はいつから?
子育て中の方にとって気になるのが、保育園や幼稚園はいつから登園可能かという問題ですね。
熱も下がり体調も回復しているけど、他の子にうつしてしまわないか心配になると思います。
熱が下がったからといって、翌日に保育園・幼稚園に行ってよいかというとそうではありません。
熱が下がってもインフルエンザウィルス自体は体内に残っているため、しばらくはお休みする必要があります。
インフルエンザや麻しん(はしか)、流行性耳下腺炎(おたふく)などの感染症については、学校安全法施行規則において、出席停止の期間が定められています。
インフルエンザの場合は、発症から5日、解熱後2日(幼児の場合は3日)経過するまでは、保育園・幼稚園、小学校などはお休みしなければいけません。
インフルエンザ(鳥インフルエンザ(H五N一)及び新型インフルエンザ等感染症を除く。)にあつては、発症した後五日を経過し、かつ、解熱した後二日(幼児にあつては、三日)を経過するまで。
出典:学校保健安全法施行規則
うちの子の場合はインフルエンザの発症から4日目に解熱したので、そこから3日間は自宅で療養、発症後8日目から登園可能でした。
ただ、咳がまだ出るのと機嫌が最悪だったので、もう一日保育園をお休みし、発症後9日目に久しぶりの登園となりました。
また、うちの保育園では、登園許可証なるものの提出が必要でした。
ただ、医師に記入してもらうものではなく、保護者が記入するものなので、なんだか「宣誓書」のような意味合いでしたね。
保育園や幼稚園によっては、登園許可証の提出を要求されたり、そこに医師の記入が必要だったり園によって対応が異なると思われますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
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インフルエンザの発症から回復まで
インフルエンザ(B型)を発症してから回復するまでの過程を備忘録も兼ねてざっと振り返ってみます。
発症1日目|保育園から呼び出しの電話
木曜日。
この日は普段通り保育園に行きました。
保育園では毎朝体温を測って連絡帳に記入する決まりになっているのですが、この日の朝は36.9度。平熱よりも若干高めでしたが、いつも通り元気だったので登園させました。
15時過ぎ頃に保育園から電話。昼寝後の検温で38.6度だったとのこと。迎えに行くと、職員室ようなところで他の子から隔離されていました。
その日の夕方近所の小児科を受診(かかりつけの小児科が休診日だったので仕方なくこちらに)。なぜか溶連菌の可能性が高いとのことで検査を受けました。
こちらがインフルじゃないかと思うのですがと言っても、発熱後まだ時間が経っていないからインフルエンザの検査はできないとのこと。保育園でインフルエンザB型が流行っていることを説明しても、「は?だから?」みたいな態度。それもそうですね。インフルエンザは発熱後ある程度時間が経過しないことには陰性になってしまう可能性が高いそうです。
発症から6時間以内だと、ほとんど陽性になりません。
そのため、発症してから6時間以内の場合には、原則として迅速検査を行いません。
出典:聖母病院HP
納得なんですが、言い方がちょっとね。
泣く泣く帰宅。食欲はあまりなく、元気もないのでお風呂には入れずに早め(20時過ぎ)に就寝。
発症2日目|インフルエンザB、陽性
金曜日。
昨夜早く寝たからか朝方(6時頃)起床。保育園はもちろんお休み。
朝食にはほとんど手をつけず朝からぐったり。いつもは発熱があっても元気なので少し心配。
午前中、昨日休診だったかかりつけの小児科に。小児科では、0歳の頃からみてもらっている馴染みの先生に「注射はだめだからね。やめてね」などと話しかけて少し元気な様子を見せる娘。
ただ、検温すると38.9度まで上昇。
そして、検査の結果はインフルエンザB型、陽性。
インフルエンザ治療薬の定番、タミフルを処方してもらいました。タミフルドライシロップという、子どもによく処方される粉薬です。咳が出ていたので、痰を出しやすくするシロップも出してもらいました。
帰宅後すぐにタミフルを飲ませようと試みたのですが、なかなか飲んでくれず。粉末状の薬の味が子どもは苦手でなかなか飲んでくれないんですよね。そこで、小児科の先生に勧められた「おくすり飲めたね(チョコレート味)」に溶かしてみると、なんとか飲ませることに成功。
▼これです。
その後昼寝させると爆睡。14時半ころ起床。
これまで見たことがないくらいに元気がありません。ソファーにもたれかかって身動きせず。しばらくするとたまごサンド、プリンを少々口にしてくれました。水分は子ども用の野菜ジュースを飲んでくれたので少し安心。
この日は妻が夜勤で16時前に出勤(不安だぁ)。
16時過ぎに排便。下痢ではなかったです。
トトロが観たいとせがむので観せていると、突然ソファから立ち上がってジョイントマットにゴロン。しばらく身動きせず。呼びかけても返事をしない。気がつくと眠ってしまっていたので布団に寝かせると、またまた爆睡。
起きたのは深夜0時。開口一番「牛乳飲みたい」
牛乳を飲ませ、お腹が空いているようなので(夕飯食べずに寝てしまったので)ランチパックをあげるも三口くらい食べて終わり。りんごを二かじり、牛乳をもう一杯。ヨーグルトにフルーツグラノーラをのせて食べさせる。
またまた嫌がる娘をあの手この手で説得して、なんとかタミフルを飲ませる(一口飲むたびに褒めまくる)。
深夜2時頃再び就寝。寝る直前に検温し37度7分。
前述したとおり、この日は妻が夜勤、「パパ、ギューして寝よう」と言われ、嬉しい一方で感染が恐ろしい。でも可愛いからギューして寝る。
発症3日目|41度の高熱。なかなか熱が下がらない
土曜日。
朝7時に「もう起きたい!」と不機嫌な調子で言われ、起床。体が熱い。熱を測ると39度。熱がなかなか下がりません。
インフルエンザと言えばタミフルを飲むとすぐに熱が下がるイメージがあったので、不安です。
朝食は牛乳、ランチパック(卵&ハム)半分、バナナ半分。朝食後検温すると38.1度。
夜勤を終えた妻から連絡があり、体調が悪いので病院に行くとインフルB確定。妻まで感染してしまうとは!予防接種はしていたのですが・・・。
妻は薬局でインフルエンザ治療薬イナビルを吸引し、12時前に帰宅。昼御飯はおにぎり半分ほどとゼリー。麦茶、水。
タミフルを飲ませて13時頃から昼寝。17時頃昼寝から起きる。
18時頃検温すると40.1度。娘、人生初の40度越え。19時35分、熱を測ると39.4度。
19時50分、なんと41度!
さすがに怖くなったので座薬を入れました。同じ時間に妻も検温し、こちらは37.4度。
妻も辛そうにしており、私まで倒れたらマズイということで夜は私だけ別室で寝ていたのですが、深夜2時過ぎ頃、ドアをノックする音がしたので開けると、「パパ、一緒に寝よう」と半べその娘。
感染を恐れつつも(可愛いから)一緒に寝ました。
発症4日目|熱は下がるも咳が激しい
日曜日。
朝方、珍しくうなされて号泣しだし、久しぶりに夜泣きのような状態に。午前8時過ぎに起床。検温すると36度4分。ようやく解熱し一安心ですが、咳がひどい。
うちの子はどうやら気管支が弱いらしく風邪を引くと毎度激しく咳き込みます。
一日ゆっくり屋内で過ごしました。相変わらずあまり食べてくれなかったのですが、食欲がないというより、機嫌が悪くて「食べたいものしか食べない!」みたいな感じ。
この日も私は別室で寝ようとしていたのですが、深夜0時頃またもドアをノックする音。開けると「パパ、一緒に寝よう」
発症5日目(解熱後1日目)|機嫌が悪い!
月曜日。
熱もなく元気でしたが、機嫌がめちゃくちゃ悪く大変でした。
熱は下がっていますが、幼児の場合、インフルエンザは解熱後3日経過してからでないと登園不可なので、保育園はお休みです(記事の後半でもう少し詳しく説明します)。
一日屋内で過ごし、トトロや魔女の宅急便を観たり、お絵かきをしたり。
妻は36度台まで解熱。
発症6日目(解熱後2日目)|妻の熱が急上昇
火曜日。
解熱後2日目なのでこの日も保育園はお休み。
前日36度台まで下がっていた妻の体温が上昇。午前中測ると38度。昼過ぎ39度4分。
ついには39度9分。
妻が通っている内科の医師の話によると、インフルエンザのB型は比較的熱があまり上がらない場合が多いということでしたが、我が家の場合は全然違いました。
娘は元気でしたが咳が激しく、昼寝させようとするも咳き込んでしまい寝られません。ただでさえ風邪を引いているときは機嫌が悪い上に昼寝もしていないので、半狂乱状態。
夜、夕食後に最後のタミフル。「タミフルやだー」と逃げ回るのを捕まえて飲ませました。
夜も咳き込みますが熟睡しだしてからは朝までぐっすり。
発症7日目(解熱後3日目)|依然として咳が激しい
水曜日。
解熱後3日目なので保育園はお休み。9時過ぎに起床。
熱はないのですがやはり咳が激しいのと、とにかく機嫌が悪いです。
妻も熱は下がりました。
昼寝させるも咳き込んで寝られず。夕方にかかりつけの小児科に行き、咳を出しやすくするシロップ、ホクナリンテープ、抗アレルギー薬(喘息気味のため)を処方されました。
昼寝をしていないからか、テンションめちゃくちゃおかしく、気にくわないことがあると腰やお尻の辺りを噛んできたり、泣き叫んで蹴りつけてきたり。
インフルエンザの異常行動ってやつでしょうか。
夜、早めに寝かせようと8時半ころには布団に。
一度寝付くも咳き込んで吐いてしまう。その後眠り始めるが、しばらくすると泣き叫び「ヤダ!ヤダ!」と暴れ狂う。
半分寝ているような状態なので何を言っても反応なし。ただただ暴れる。
発症8日目(解熱後4日目)|テンションがおかし過ぎるので保育園はお休み
木曜日。
依然として咳と機嫌の悪さに手を焼きました。
解熱後3日が経過しているので登園可能だったのですが、咳がかなり激しいので、保育園はお休みしました。
やはり他の子にうつしてしまうのではないかと心配ですし、保育士さんにも嫌がられるかなぁと。
朝方、私の姉から姪っ子たちが使わなくなったシルバニアファミリーのセットが届き、部屋で過ごしてばかりのここ数日、ネタ切れ感がかなりあったので助かりました。
ただ、しばらくは嬉しそうに熱中して遊んでいたのですが、何か気にくわないことがあるとブチ切れ。シルバニアのウサギたちを四方八方にブン投げ、可愛らしい家に飾ってあるテーブルやらキッチン台やらを破壊。ついにはコロコロで妻を殴り・・・と最悪でした。
▼叩いてくる子どもへの対処法についても書いています。
発症9日目(解熱後5日目)|約1週間ぶりに保育園に
金曜日。
解熱後3日以上経過しており、ようやく咳もおさまってきたので、久しぶりの保育園に(一応ホクナリンテープを背中に貼っています)。
やはり機嫌はいつもより悪く、暴れ狂う娘を自転車になんとか乗せて保育園に向かいました。
保育園では普段通り過ごしたようで、帰宅。
お風呂に入れる時や着替えの時は大暴れしますが、まあこれはいつものことでもあるし、3歳になっても終わりが見えないイヤイヤ期のせいだと思い、私たち夫婦の中ではこの日をインフルエンザとの闘いの終わりと捉え、ほっと一息つきました。
▼イヤイヤ期については別途記事にしています。
▼保育士さんにもイヤイヤ期の対応について聞いてみました。
感染予防しながらの看病はキツイ
今回は娘だけでなく妻も感染し、散々な目に遭いました。
子どもがもらってきた風邪をうつされるというのは「子育てあるある」だと思いますが、やはり感染を予防しながら看病するというのは難しいですね。
私は感染を恐れて子どもとなるべく接触しないようにしていたので、妻が娘の相手をしてくれました。
家族が同時期に感染し全滅するともうどうしようもないですからね。
私の役目は近くのドラッグストアへの買い出しや料理などの家事。
まあつまりいつもやっていることなのですが、妻としては高熱の中、娘の相手をするのが死ぬほど大変だったようです。
後から、「一生忘れない」と恨み節を言われました(すいません)。
娘も妻も予防接種を受けているのに、症状はかなり重かったです。
インフルエンザのA型は症状が重く、B型は比較的高熱も出にくく重症化しにくいなど、インフルエンザも型によって傾向があるようですが、あまりそういった情報は当てにならない気がします。
全体的な傾向はあっても、常に例外がありますし、今回の我が家の場合はB型でしたがこれまで見たことのないような数字を体温計がはじき出していましたしね。
この記事が少しでも参考になればと思います。
以上、かつかつ主夫でした。
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