1歳4ヵ月の娘がヘルパンギーナにかかりました。ヘルパンギーナは夏に流行る風邪の代表格らしいですが、うちの子は流行を先取りして4月末にかかりました。
以下、ヘルパンギーナの市症状や潜伏期間、回復までの過程、保育園はいつからかなど、まとめたのでご覧ください。
▼3歳の冬にインフルエンザ(B型)にもかかりました。
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目次
ヘルパンギーナとは?潜伏期間や症状は?
ヘルパンギーナはウィルスによる感染症です。主にコクサッキーウイルスA群というものに起因しますが、コクサッキーウイルスB群やエコーウイルスなどもヘルパンギーナを起こすことがあるそうです。
つまり、一度かかっても他のウィルスに感染したら二度目、三度目と発症する可能性があるということですね(最悪)。
7月頃がピークで夏に流行る風邪です。主に4歳以下の小児、特に1歳児がかかることが多いようです。
2~4日の潜伏期間を経て突然の高熱に続いて口腔内の発疹(喉の奥に水泡ができる)が現れます。水泡が破れて潰瘍を形成することもあり、幼児の場合、喉の痛みから水分摂取が不足し脱水症状を起こすことがあります。
発熱により熱性けいれんを合併することもありますが、一般的に数日で回復し、ほとんどの場合、予後は良好です。
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【月曜日】ヘルパンギーナ発症。38度を超える高熱に
それでは、1歳4ヵ月の娘がヘルパンギーナを発症してから回復するまでをレポートしたいと思います。
月曜日の朝、普段通りに7時に起床した娘は朝ごはんを食べ(しっかり完食)8時過ぎに保育園へ。すると12時ちょっと前くらいに保育園から「38度4分まで熱が上がったので迎えに来てほしい」との連絡。
ちなみに昼食は普通に食べたとのこと。
12時半頃に迎えに行くとお昼寝の時間で、三列に並んでスヤスヤと眠る子供たちの中に我が子を発見。保育士さんに抱っこされると眠そうにしながらも泣き出すことはありませんでした(身体は物凄く熱い)。
帰宅後、寝かしつけに苦戦しつつ14時頃から昼寝。16時頃、早目に仕事を切り上げてくれた妻が帰宅(むちゃくちゃ助かる)しました。
喉が痛いのか夜ご飯はほとんど食べず、妻が授乳してもしばらく吸っては泣き出し、また吸っては泣き出しを繰り返します。唾をのみ込むのも辛い様子で、涎をダラダラ垂らしながらしきりに口に手を突っ込んでいました。
夜、熱を計ると38度8分。これ以上熱が上がると恐いので以前病院から貰った座薬を使い、就寝。
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【火曜日】病院でヘルパンギーナとの診断を受ける
火曜日に行きつけの小児科に連れて行ったところヘルパンギーナとの診断を受けました。基本的に対症療法になるとのことでしたが、喉の痛みから水分を摂ることができずに脱水症状になる場合があるので注意するよう言われました。
午前中、熱は相変わらず38度4分。午後には37度8分まで下がったんですが、ほとんど食べてくれず(ボーロくらい)喉の痛みが酷いようでメチャクチャ機嫌が悪く、僕や妻の顔をはたいてきたり奇声を発しながらテレビ台を両手でバンバン叩いたり、大好きなロディ(塩化ビニール製の馬の乗用玩具)をボコボコに殴り倒したり凄まじかったので、処方された座薬(解熱作用以外に痛みを和らげる効能もあるらしい)を使いました。
ちなみにこの日は妻が仕事を休んでくれて(ありがとう!)二人での看病となりました。授乳以外、水分は受けつけない状態だったのでほんとに助かりました。
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【水曜日】少しずつ食べられるように
水曜日の朝、いきなり4時に起き出して泣き叫ぶ娘。妻が授乳してもなにをしても泣き止まず延々と泣き続けて途方に暮れていると、さすがに泣き疲れたのか7時頃(疲労困憊で記憶が曖昧ですが)に再び寝てくれて一安心。しかし妻が仕事なので一人で看ることに(不安)。
やはり、朝ごはんは食べてくれず、でもお腹は空いているようで大好物のバナナを見せると「うひゃあ」と喜んで近寄ってきたので一口あげてみました。ギャン泣きです。あんなに好きなバナナが食べられないなんて本当に可哀想で心が折れそうになりました。
昼過ぎくらいにビスケットの子ども用お菓子をあげてみると食べてくれました(やったぜ!)。ボーロも食べやすいようでパクパク食べてくれます。ボーロは口の中ですぐ溶けてくれるからか、一番食べてくれました。
夜にはおにぎりを少しだけ食べてくれて、少しずつ麦茶も飲んでくれるようになりました。熱は一日を通じて37度台でした。
【木曜日】37度まで熱は下がったが保育園は断念
木曜日には朝の時点で37度ちょうどまで熱が下がりました。
警戒しながらもご飯も少しずつ食べてくれるようになったのですが、水分を摂るときにまだ喉が痛いようで泣くので保育園は断念しました。
機嫌はあまりよくなくて、自分の思い通りにならないことがあると「床に寝転がって泣き叫ぶ」という必殺技をこれでもかというくらいに繰り出してきます。
いわゆる集団保育ができる状態ではないので、保育園に行かせなかったのは正解でした。
ちなみに、この日は病院勤務の妻が夜勤だったので一人きりの寝かしつけでした。
夜中、突然起き出し廊下を走り抜け玄関前で泣き叫ぶということを2度繰り返して大変でした。
たしか深夜2時頃と朝方5時頃だったと思います。普段は授乳しながら寝かしつけているので、僕一人の寝かしつけのときには妻を探して泣き叫ぶことがよくあるんですが、今回はいつもより苛烈を極めていて僕も半べそ状態で虐待の通報でもされたら(以前されたんです)どうしようと戦々恐々でした。
【金曜日】ついに復活!保育園にも行けました
金曜日の朝、熱は36度4分まで下がり、機嫌もよく朝ご飯も完食してくれて水分もしっかりと摂れるようになったので、保育園に連れて行きました。
少し不安でしたが、園に到着しても泣き出すことはなく、いつもお世話になっている保育士さんに手を振って笑いかけるなど機嫌もいい様子。
帰宅してからもいつ保育園から連絡がくるかとビクビクしていましたが電話は鳴らず、17時前に迎えに行くと保育士さんに「一日ご機嫌でしたよ」と言われて胸を撫で下ろしました。
夜勤明けの妻(ほぼ徹夜)と疲労困憊の自分の状態を考えると、保育園の存在は本当にありがたかったです。こうして、発症から5日目で何とか普段通りの生活が送れるほどに回復しました。
ヘルパンギーナにかかったら、保育園の登園はいつからOK?
ヘルパンギーナの原因となるウィルスは回復後も2~4週間ほど便に含まれることがあります。
つまり、急性期だけ登校や登園禁止にしたところで確実な流行阻止効果は期待できないし、もし徹底するなら一ヵ月近く登校登園禁止にしなければなりません。
これは現実的ではありませんね。
学校保健安全法においても出席停止について特に明記されておらず、各学校、幼稚園、保育園が個別に判断するというのが現状のようです。
確認したところ、うちの子が通っている保育園では特にヘルパンギーナに感染した園児の登園禁止の期間などは定めていませんでした。
小児科の医師からも熱が下がって水分が摂れるようになったら保育園に行かせてよいと言われました。
急性期に最もウイルスが排泄されて感染力が強いので、感染予防の観点からも発症してしばらくの登園を控えた方がよいのは当然ですが、子どもの熱が下がり、食事や水分が普段通り摂れるようになったら行かせればよいのではと思います。
▼蕁麻疹にかかったときの話も書いています。
まとめ。一番辛いのは喉の痛み
今この文章を書いているのは土曜日の夜なんですが、まさにヘルパンギーナに始まりヘルパンギーナに終わった一週間でした。
とにかく大変だったのは喉が痛くて食べてくれない、飲んでくれないことです。食欲はあるし、喉も渇いているだろうに・・・。
これまでRSウィルスとかロタとか、我が子も色々経験してきましたが、ヘルパンギーナはトップ3に入る辛さでした。
泣き叫ぶ我が子を前にしてどうにもできない無力感に打ちひしがれ、何度も心折れそうになりましたが、原因がはっきりと分かっていたし、数日後には回復すると分かっていたのでなんとか乗り越えることができました。
月並みですが、早目の受診は大事ですね。
発症した翌日にヘルパンギーナという診断を受けたので、すぐにインターネットで症状や治療法などについて情報収集でき、しっかりと対処できたと思います。
ちなみに僕はこの辺りのサイトを参考にしました。
以上、ヘルパンギーナとの戦いでした。少しでも参考になれば幸いです。
ではでは。
かつかつ主夫でした。
ー 子どもの病気関連の記事 ー
▼インフルエンザにかかって約1週間保育園をお休みしました。
▼おたふくと間違えやすい反復性耳下腺炎について
▼蕁麻疹になったときの対処法などについて。
▼耳垢がたまりすぎて耳鼻科のお世話になりました。
息子がヘルパンギーナなう(古い)です。
参考になりました!
アロマmamaさん、ヘルパンギーナつらいですよね。
参考になって幸いです!