20年振りの歯医者に通っているかつかつ主夫(30代)です。先日、歯医者さんに怒られてしまいました。まあ怒られたというか、叱られたというか、諭されたって感じなんですが、私の歯の磨き方にちょっと問題があったようなんです。
歯の磨き過ぎ、いわゆるオーバーブラッシングってやつです。
▼20年ぶりに歯医者に行ってきた話はこちら。
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若き日の「虫歯菌養殖期」を経て「全力歯磨き期」へ
歯科恐怖症で20年間歯医者に行っていなかった私ですが、その間、結構な数の歯が虫歯になってしまいました。
それもそのはず、二十代前半くらいまでは、歯磨きもかなりテキトーで、疲れている日は磨かないで寝てしまうこともしばしば。今振り返れば、ミュータンス菌(虫歯菌)に餌をばら撒くかのごとく、甘い物も食べまくってました(特にチョコレート)。
社会人になった頃、明らかに虫歯と分かる黒い点々が口中に散見されるようになり、これはやばいと歯磨きに力を入れ始めました。そう、まさに力を入れ過ぎたがために、今回、歯医者さんに怒られる羽目になったのです。
オーバーブラッシングで歯肉退縮に!
歯医者での出来事
私は全力で歯を磨くようになりました。「歯医者になど行ってなるものか」と、力を込め、前腕に血管を浮き立たせながら、シャカシャカシャカシャカ、ゴリゴリゴリゴリ。なんなら削ってやろうと思ってましたからね。虫歯を。
頑張り過ぎて歯茎から出血、なんてことも日常茶飯事。
で、このやり方、完全に間違ってたという事が判明したんです。
ある日の午後。
「うわぁこれは凄いな」と歯医者さん。
「え?」
「歯、かなり力入れて磨いてますか?」
「ああ、はい、そうですね」
「磨き過ぎですよ」あきれ顔。
「はあ」
「オーバーブラッシングです」
「はい?」
「見て下さい」
鏡を見ると、上あごの奥歯の根っこが剥き出しになっている。なんだか歯茎がやせ細っているように見える。
「歯茎が下がってきちゃってるんですよぉ」苦笑い。
「すいません」
「力入れて磨く必要なんて全然ないんで、優しく磨いてあげてください」子どもに諭すように言われました。同い年くらいの歯医者さんに。
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歯肉退縮って言うらしい
だだ下がりの我が歯茎に一体何が起こっているのか、歯医者から帰宅後さっそく調べてみると、どうやらこれ、歯肉退縮って言うらしいです。ずばり歯茎が下がったり、痩せたりすることで、原因は加齢や歯周病、噛み合わせなど、いくつかあるようなのですが、その中に誤った歯磨きというものがあり、私の場合はこれに該当するようです。
分かりやすくまとまっていたサイトがあったので、解説を引用します。
実は歯磨きも要注意!歯の磨きすぎや間違った力の入れ方によって歯茎が痩せることがあるのです。虫歯を防ぐために良かれと思ってゴシゴシと強く磨く方も多いでしょうが、力を入れて磨くことによってやわらかい歯茎が削れていき、それが歯茎の老化につながるのです。他にもロングストローク(大きく動かしすぎる)や、歯間ブラシを無理に通そうとするなどの行為も、歯茎を傷め、痩せさせてしまう原因になります。
力を入れなくても、正しい歯磨きの方法を実践することでプラークはキレイに落ちます。ゴシゴシと力任せに磨こうとせず、マッサージをするような気持ちで優しく磨いてあげましょう。
出典:インプラント治療の名医・名病院を探せるサイト
私が歯医者で言われたのと同じですね。マッサージするように優しく磨く必要があるようです。
赤子の頭を撫でるような繊細さで、優しく磨く
歯医者になど行ってたまるか!の精神で、朝晩(在宅で仕事をするようになってからは昼も)、一意専心歯磨きに励んできた私の数年間に及ぶ努力は水泡に帰しました。いや、全く虫歯の予防になっていなかったということはないと思うのですが(涙目)、まさか歯茎を弱体化させる原因になってしまっていたなんて思ってもみなかったです。ああ、不条理。
これからは、歯医者さんに言われた通り、優しい歯磨きを心掛けたいと思います。みなさまもお気をつけて。
ではでは。
▼その後、別の歯の神経を抜きました。
▼歯石取り(歯のクリーニング)が痛かった話はこちら。
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