東京駅すぐそばのKITTE内にある博物館【インターメディアテク】(InterMediaTheque)に行ってきました。
東京大学と日本郵便が協働で運営している入場無料の博物館です。
特急の発車時刻までの時間潰しで妻と4歳と一緒に寄ってみたのですが、無料とは思えない充実の展示で雰囲気も良く十分に満足できる内容でした。
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目次
インターメディアテクとは
まずはインターメディアテクの概要をさらっと紹介します。
東京大学と日本郵便が協働で運営
インターメディアテクは東京大学総合研究博物館(UMUT)と日本郵便株式会社か協働で運営する博物館です。
パンフレットには名前の由来について以下ように説明がされています。
呼び名は、各種の表現メディアを架橋することで新しい文化の創造につなげる「間メディア実験館」に由来します。
<パンフレットより>
「公共貢献施設」という位置付けで、入館料は無料です。
東京大学が蓄積してきた学術標本を展示
インターメディアテクで展示されているのは、東京大学が1877年の開学以来蓄積してきた自然史、文化史の学術標本。キリンやミンククジラなどの巨大な骨格標本から鳥の剥製、顕微鏡、江戸時代の日本画、1910年代のアメリカ製蓄音機まで、多様な展示が揃っています。
展示に使われているケースやキャビネットの多くは帝大時代に教育研究の現場で使用されていたものだそうです。
場所は東京駅から徒歩1分、KITTE内2・3階
インターメディアテクがあるのは東京駅丸の内南口から徒歩1分の商業施設KITTEの2・3階(建物の名前はJPタワー)。
この場所は旧東京中央郵便局社の2・3階に位置しています。
郵便局社時代の広大な空間をそのまま活用するという方針の下に設計されており、展示スペースは細かく区分けされていません。
郵便局舎を再生させるにあたり、オリジナルの大規模空間はそのまま活かされることになった。「インターメディアテク」が入居する旧局舎西側部分は、長さ66メートル、幅12メートル、階高5.5メートルに及ぶ大空間を包摂している。東京都心部ではもはや得がたい長大空間であり、欧米の主要ミュージアムの展示室と比較しても引けを取らない規模を有する。
東京駅から目と鼻の先という都心の立地にこれだけ広いスペースの確保されたミュージアムが存在しているということだけでも価値あることだと思います。
▼KITTE6階の屋上庭園「KITTEガーデン」もおすすめ。東京駅丸の内駅舎が一望できます。
入場料は無料
「公共貢献施設」として運営されているインターメディアテクの入場料は無料です。
今後も入館料を取らないという原則を守っていきたいとのこと。
「インターメディアテク」(IMT) は、国際博物館評議会の規約ならびに内国博物館法の条文を尊重し、特段の必要性が認められる場合を除き、原則として観覧料を徴収しない。
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4歳を連れて行ってきた
東京駅から乗る特急の発車時刻まで時間に余裕があったので妻と4歳娘と一緒に行ってきました。
キリンやクジラの骨格標本は圧巻
キリンやクジラなどの巨大な骨格標本が展示されていて、うちの4歳も驚いた様子でした。
館内は写真や動画の撮影不可なのでインターメディアテク公式Twitterの写真をいくつか引用します。
▼キリンの骨格標本。目の前で見るとデカイです。
演劇×ミュージアムの実験。Play IMT (7)に向けて稽古が進んでいます。本日のポートレートはキリンの骨格標本と世amIの映像監督の前川衛さん。真剣に俳優の動きを撮影している後ろ姿です。色々な才能が集まってPlay IMTは創られていきます! pic.twitter.com/rUcWv5iQnV
— インターメディアテク (@IMT_Tokyo) 2017年9月25日
▼今にも動きそうな躍動感のある馬の骨格標本。
Permanent Exhibition "Made in UMUT – The University of Tokyo Collection"
COLONNADE 2 , 3https://t.co/vUEbv9pTo5 pic.twitter.com/yoCpBp6a4G
— インターメディアテク (@IMT_Tokyo) 2017年7月13日
▼ミンククジラの骨格標本。演劇とのコラボレーション企画の際に俳優の方と撮影した写真のようです。
演劇×ミューアムの実験。Play IMT (7)に向けた稽古が進んでいます。今日のポートレートは俳優の佐々木舞さんとミンククジラの骨格標本。生きて動く俳優との組み合わせでインターメディアテクの展示物がいつもと違って見えるはず。それがPlay IMTの醍醐味の一つです。 pic.twitter.com/CmtmuvC64N
— インターメディアテク (@IMT_Tokyo) 2017年10月25日
他にも鳥の剥製標本(かなりの量)や顕微鏡、生薬の標本コレクション、普段あまり目にすることのないラテンアメリカやアフリカの楽器(ギロ、カリニャン等)、古代ペルシャの首飾り、1910年代のアメリカ製の蓄音機コレクションなど、様々な資料が展示されています。
各展示は自分の眼で見て体験することに重きが置かれており、説明は最小限。私は美術館や博物館に行くと説明書きを隅から隅まで読もうとしてしまう癖があるのですが、説明が少ないことにより今回は目の前の展示に集中できたように思います。
自分の眼で見て、発見し、驚くという体験の場を、来館者、とりわけ若い世代に体験させる場としてのミュージアム空間。「インターメディアテク」(IMT) の目指すものはそこである。
順路はあえて設けていないそうで、気になった作品をもう一度見返したり自由に展示場内を行き来することができます。
特別展示『医家の風貌』|写真撮影okの場所も
3階では特別展示『医家の風貌』が開催されていました(会期:2016年12月3日〜)。東京大学医学部附属病院に長らく保管されていた肖像画と肖像彫刻が展示されています。
かつての講堂を再現したスペースでは写真撮影もOKとのことでした。
壁には肖像画が飾られています。
余談ですが、歴代病院長を含め肖像画が男性だらけということに色々と考えさせられるものがありました。ジェンダー的な視点で見ると、当時の学術研究の世界がどれだけ男性中心であったかが分かります。そしてこの問題は過去の話として片付けられません。家事育児の負担のためにキャリアを断念する女性研究者、大学受験の段階で不当に点数を引かれていた医師を志す女性達のことを考えると、男性の存在感が横溢するこの空間の異様さは現代に地続きであると言えるでしょう。長い時を経てなお、ジェンダーを巡る解決すべき課題が山積みであることを思い知らされます。
展示についての詳細は公式サイトから確認してください。
無料のコインロッカーを利用可能
入口の近くに無料のコインロッカーがあり、荷物を預けられます。
私たちも旅行帰りで荷物が多かったので利用しました。
平日の昼過ぎは空いてる
私たちが訪れたのは平日のお昼過ぎ。人はまばらで空いていました。
都心の美術館・博物館は平日でも混雑することが多い中、ここまで空いているのは珍しいのではないでしょうか。
休日にどれだけ来館者があるかは分かりませんが、おそらくそれほど混雑することはないと思います。
東京駅近くで用事ができた際にはふらっと寄ってみることをおすすめします。
▼3階のショップ「IMTブティック」でオリジナルグッズや東京大学のオフィシャルグッズなどが販売されています。
IMTブティック
場所:インターメディアテク内 3階https://t.co/O8LsFyOmey pic.twitter.com/UKR8j4doAm— インターメディアテク (@IMT_Tokyo) 2017年8月16日
インターメディアテク基本情報・アクセス
基本情報
- 開館時間:11:00-18:00(金・土は20時まで開館)※変更の場合あり。
- 休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)、年末年始、その他館が定める日
- 所在地:東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー2・3階
- 施設総面積:2,938m²
- 入館料:無料
アクセス
- 東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE 2・3階
- JR東京駅丸ノ内南口から徒歩1分/丸ノ内線東京駅地下道より直結
- 千代田線二重橋前駅(4番出口)より徒歩約2分
以上、インターメディアテクについてのレポートでした。
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