先日、3歳娘を連れて新幹線に乗ってきました。
小さな子どもを連れて電車に乗るのって大変ですよね。
特に新幹線みたいな特急列車は途中駅で降りるわけにもいかないので子連れにはけっこうハードルが高いです。
泣きだしたり騒がれたりしたらどうしようとか、気を遣うことも多いですし。なにかと子育て中の親へは厳しい目が向けられますからね。
今回はそんな子連れ新幹線の攻略法について、実体験を交えて紹介したいと思います。
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目次
新幹線の座席は車両の先頭がおすすめ
新幹線の座席は車両の先頭がオススメです。
先頭だと赤ちゃんが泣いたりぐずったりした時すぐにデッキに出られます。
親としては周囲の視線から逃れられますし、赤ちゃんもデッキに出ると気分転換になって泣きやんだりすることがありますからね。
子どもが3歳くらいになってくると前の座席を蹴ったりすることもあるので、そんなときも先頭の座席だと安心です。
▼前に人がいないという安心感。
車両によって異なるとは思いますが、私たちが乗ったときは折りたたんだベビーカーが置けるくらいのスペースがありました。
親1人のときは通路側がおすすめ
親が1人で子どもと一緒に乗車する場合は隣に人が座る可能性があるので、出入りしやすい通路側がおすすめです。
窓際だと赤ちゃんが泣いたりしたときにスムーズにデッキに移動したりできないですよね。
赤ちゃんがいつ泣くかは親でも予想できませんし、2時間ほどの乗車中何回泣くかも分かりません。
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指定席券を購入しておくと安心
事前に指定席券を購入しておくと安心です。
インターネットからだと割引切符を購入できる場合もあります。
我が家は先日東北新幹線を利用したのですが、その際には「えきねっと」というJR東日本のサイトを利用しました。
「えきねっと」では、新幹線をはじめとしたJR東日本の特急列車のチケットを予約・購入することができます。
▼ネット予約限定の割引切符などもあります。
指定席の新幹線に乗り遅れた場合
子連れだといくら計画を立てても思い通りにいかないことが多いです。
「指定席券を購入したはいいけれど乗り遅れてしまった!」なんてこともありますよね。
そんなときは後発の新幹線の普通車自由席を利用できます(指定席券は無効となり払い戻しはできません)。
ちなみに全車指定席の「はやぶさ」「はやて」「こまち」「かがやき」「ひたち」「ときわ」等については後発の列車を立席で利用できるようです。
▼JR東日本の下記ページ(下の方)に詳細が載っているので確認してください。
自由席にもメリットがある
自由席をおすすめするケース
子どもが3、4歳くらいになってくると指定席よりも自由席の方が良い場合があります。
子どもが小さいうちは抱っこ紐を使ったり膝の上に抱っこしたりできますが、ある程度大きくなると一人分の席が必要になってきますよね。
新幹線は基本的に未就学児は無料ですが、幼児が指定席に一人で座る場合は料金がかかります(おとな区分の半額)。
しかし自由席であれば幼児が一人で座っていたとしても料金はかかりません。
たとえば3歳児を連れていた場合、夫婦で2席、子どもに1席で3人席に座ることが可能です。そのときにかかる料金は夫婦2人分だけです。
だいぶ料金が安くなりますね。
車両ごとの座席数を確認しておく
自由席を利用する場合は車両ごとの座席数を事前に確認しておくことをおすすめします。
なるべく座席数が多い車両に乗車することで望む席を確保できる可能性が高まります。
以下、新幹線の座席表や車両編成が確認できるページへのリンクをいくつか紹介しておきますね。
※車両が重複していたり抜けがあるかもしれませんがご了承ください。
⇒ JR東日本
⇒ JR東海
⇒ JR西日本
多目的室で授乳ができる
利用の際は乗務員に鍵を借りる
赤ちゃん連れの方にとって気になるのは授乳ができる場所ですよね。
新幹線には残念ながら授乳室がありません。
ただ、多目的室というものがあり、そこで授乳ができます。
乗務員に鍵を借りて入室し、中から鍵がかけられるようになっています。
鍵がかけられるのはプライバシーを考えると安心ですが、わざわざ鍵を借りなければならないのは少し面倒ですね。
※多目的室は身体の不自由な方が最優先とのこと。
ほとんどの新幹線には多目的室があります。
授乳する可能性がある場合は、事前に乗車する新幹線のどの位置に多目的室があるか確認しておき、近くの座席を確保することをおすすめします。
オムツの交換台はある?
長時間の乗車となるとオムツ交換も気になるところですよね。
新幹線は洋式トイレにオムツ交換台があるのでそこでオムツ替えができます。
赤ちゃんマークが目印です。
時間に余裕があれば、駅などで一回済ませておくことをおすすめします。
昼寝のタイミングに注意
親にとって一番幸せなのは、子どもが電車内で眠ってくれることです。
寝てくれるともうほんと天国。娘がうまく眠ってくれた時は妻と勝利のハイタッチを交わします。
うちの場合は抱っこ紐でゆらゆらして寝かせていました。
眠ってもらうためには昼寝のタイミングをよく考えておくことが重要です。
子どもの年齢・月齢、乗車する時間帯によっては難しいかもしれませんが、調整できる場合はなるべく眠さのピークを持ってこられると良いと思います。
一歩間違えると(寝かせるのに失敗すると)機嫌が最悪になることもあるのでリスクは伴いますが。
乗車時期の考え方
子連れで新幹線を利用する場合、乗車する時期も大切なポイントです。
よく言われるのが空いている時期を狙えというもの。
切符が取りやすいし、隣が空席になる可能性も高まります。
私も那須旅行で東北新幹線を利用したときは、世間の夏休みの時期を避け9月上旬の平日の切符を予約購入しました。
希望通り最前列の指定席が購入できてよかったと思う一方、車内が出張とおぼしきサラリーマンだらけで若干居づらい雰囲気がありました。
同じ車両の子連れ客は一組のみ。
なので、あえて行楽シーズンや土日に利用するというのも手かなと今は思っています。
周りに子連れ(仲間!)が多くなりかなり居心地よくなりますし。
子連れ客が全くいない車両だとちょっとした子どもの声がかなり目立ってしまいますからね。
お子さんの年齢や性格などを加味しつつ乗車時期・時間帯を検討することで、新幹線で過ごす時間がいくらか快適になるのではないかと思います。
子どもが騒いだときの対処法
お気に入りグッズ(絵本、シール等)を用意しておく
小さな子どもにとって長時間じっと座っているのはなかなか難しいものです。
騒ぎ出した場合の対処法もある程度頭に入れておく必要があります。
我が家では特急列車に乗るときは娘お気に入りのぬいぐるみや絵本、シール、塗り絵などを用意しておきます。
もちろん、すべてを用意するとなると荷物になるので、そのときどきに娘の中で流行っているものを厳選してカバンにしのばせています。
お菓子でその場をしのぐ
お菓子をあげるというのも一つの手です。
乗車する時間帯などによってはなるべく食べてほしくないですが、妥協すべき場面というのはありますからね。
うちの娘はボーロとアンパンマンのビスケットが大好きだったので、いざというときにはそれらをあげてなでめていました笑
スマホも全然ありだと思う
世の中ではスマホを子どもに見せることに対して否定的な人が多いですよね。
スマホ育児批判はいたるところで見聞きします。
私もスマホを子どもにずっと見せることには反対ですが、どうにも手の施しようがないときにこれほど便利なものはないとも思います。
特に1歳から3歳くらいまでのイヤイヤ全開の時期には効果を発揮します。
最終手段・秘密兵器といった感じですかね。
デッキに逃げる
子どもが癇癪を起こしたり号泣したり、どうしようもないときはデッキに逃げます。
外の景色を見せるなどして気を紛らわせ、おとなしくなればラッキーです(そう簡単にいかないことが多いですけどね)。
うちの娘の場合は機嫌が悪い時はだいたい眠い時だったので、デッキに退散し抱っこ紐に収納(笑)してよく寝かしつけてました。
デッキは子連れ客の逃げ場になっていて、同じような境遇の親子に遭遇することもありますよ。
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まとめ|情報収集と準備でだいぶ楽に
新幹線に限らず、子連れでの長距離移動は大変ですよね。
我が家は車を持っていないので遠出するときは必ず電車に乗るのですが、毎回気を遣います。
ただ、事前に情報収集し、ある程度の準備をしておくことでだいぶ楽になるのも事実です。
私も妻も子どもが生まれて以来、やたらと新幹線や特急列車に詳しくなっていて驚いています笑
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
かつかつ主夫でした。
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