イヤイヤ期とは?接し方や対処法についての実例紹介。

街中で駄々をこねたり癇癪を起している幼い子どもを見ると、イヤイヤがピークだった頃の娘の姿を思い出して懐かしい気持ちになると同時に、身も心も疲弊していた当時の日々の断片的な記憶が蘇り「あの頃には戻りたくない」と思ったりもします。

イヤイヤ期は本当に大変でした。

毎日毎日、何をするにも「イヤ!」「やだ!」の連発。こちらもイライラが蓄積され、段々と冷静さを失い、挙句、感情的に叱りつけては後から振り返って自己嫌悪に陥るというパターンの繰り返し。

私の周りの子育てがひと段落した人たちに話を聞いても、「イヤイヤ期が一番大変だった!」と言う人が多いです。

今回は、そんなイヤイヤ期の幼児への対応や接し方について実体験を交えて紹介したいと思います。

▼イヤイヤ期の期間(いつ始まりいつ終わるのか)についても記事を書いています。

関連記事:イヤイヤ期はいつからいつまで?うちは1歳から4歳半頃までだったよ(たぶん)

イヤイヤ期の対応|我が家で実践した対処法

まずはイヤイヤ期の子どもの対応の仕方・対処法について、我が家での実例を交えつつ紹介したいと思います。

他のことに気をそらす(1歳頃に有効)

うちの娘がイヤイヤ行動(床に仰向けで寝そべって足をバタバタさせる等)を見せ始めたのは1歳を過ぎた頃。

この時期に有効だったのが、他のことに気を逸らすという対応です。

イヤイヤが発動された時はおもちゃや絵本などを使って他のことに気持ちを誘導します。どうにも手に負えないときは娘が大好きなお菓子「ボーロ」の力を拝借しました。最終手段です。

当初は絶大な効果を発揮していた「気をそらす作戦」ですが、年齢が上がるにつれて上手く機能しなくなりました。やはり賢くなってきますからね。

この対応が効果を発揮する時期はある程度限定されるかもしれません。

見通しを持たせる

小さな子どもは場面の切り替えが苦手です。一つのことに熱中しているとすぐには次の行動に移ることができません。

(うちの子も保育園の保育参観で「場面の切り替えが少し苦手なようです」と保育士さんに言われたことがあります。)

娘が言葉を理解できるようになってからは、「お食事の後はお風呂だからね」とか「お風呂上がったら何するんだっけ?そうだね。お着替えして歯磨きだね」などと次の行動を「予習」させるように心がけています。

我が家ではこれをやるだけで日々のルーティンが(多少)スムーズになります。

以前、娘が通う保育園の保育士さんからも「見通しを持たせる」のがイヤイヤへの対処法として有効ですよとアドバイスをもらいました。

関連記事:イヤイヤ期(2歳)の対応方法について保育士さんに聞いてみた

選択肢を提示する

イヤイヤ期は自我感情が発達し、自分で物事を決定したいという意志が強くなります。

この気持ちを汲んであげないとイヤイヤが爆発する可能性が高まります。

そんな時は選択肢を提示してあげるのがおすすめです。

我が家ではその日着る服などはいくつか選択肢を提示してその中から本人に選ばせるようにしています。

朝の忙しい時間帯などにこれをやるのはなかなか面倒なことではありますが、本人に選ばせるというのは自主性を伸ばす意味でも良いとされています。

参照:史上最強図解よくわかる発達心理学(ナツメ社)p115

時間に余裕を持って行動する

時間がなくて焦っているときは、子のイヤイヤになかなか付き合ってあげられません。日々、最適な接し方や対処法について考え、実践しようと心掛けてはいますが、朝の忙しい時間帯に「わけのわからないイヤイヤ」をされると、ついつい「早く!時間ないよ!」と声を荒げてしまいます。

▼保育園に送る前に叱ってしまうと、その日一日沈んだ気持ちに。。

時間に余裕があれば、子どもに向き合う気持ちの余裕も出てきます。子どもが自分で服を着たがったり、靴をはきたがったりしているときにも、じっくり待ってあげられます。

いかにして時間に余裕を持たせるかを家族と話し合い、事前に対策できれば理想的です。

しっかり寝かせる

幼児は眠いとむちゃくちゃ機嫌が悪くなりますよね。ただでさえ苦手な欲求のコントロールがさらに難しくなり、いつ癇癪を起こしてもおかしくない状態になります。

問題になるのは外出時。

我が家では娘が3歳頃まではお出かけの時間帯にかなり気を使いました。

子連れで人と会うときはなるべくお昼寝の後にしたり、朝早めに集まってお昼寝前に解散したり。

1日中外出する場合は、お昼寝をいつどこでするのかある程度計画を立てておき、イヤイヤの発動を極力抑えられるように工夫しました(眠ってほしいときに眠ってくれないことも多々ありましたが)。

嵐が過ぎ去るまで放置(Time Out)

どうにも手のつけようがないほどのイヤイヤが発動された場合は、泣き叫んでも放置です。何度か諭しても効果がない場合は、このようにほったらかしにして、気持ちが静まるのを待つことにしています。

これは海外の育児サイトなどでもよく紹介されている方法で、英語ではTime Outと呼ばれています。

参照:time-outs for tantrums | familyeducation

経験上、子どもが小さければ小さいほど、こういった気持ちの切り替えは早いという印象があります。

3歳頃になると、ただ放置するだけでは子どもの気持ちがおさまらないことも増えてくるので、しっかり目を見てなるべく落ち着いた声で、「なぜ叱ったのか」という理由の説明をするようにしています。

その場ですぐに理解して態度が変わるということはほとんどありませんが、こういう声かけを続けることで少しずつ子どもなりに学習してくれることを期待しています。

外出時に癇癪を起こされた場合は、人の少ない適当な場所があればそこに移動して落ち着くのを待ちます。

▼街中では周囲の視線が痛いですよね。子どもの気持ちが落ち着くまで待つのが難しい世の中だなぁと感じています。

バトルの選択

イヤイヤ期の子どもは親・保護者の言うことをすんなりとは聞いてくれません。

そんな彼彼女らの細かな行動全てを注意していてはお互いに疲弊するだけです。

なので、これだけはやめてほしいと考える行為・言動をリストアップし、「バトル」すべき事柄を絞ることをおすすめします。

これらは子どもの年齢・月齢、個性によって変わってくるでしょうし、親・保護者の価値観や考え方によっても変わってくるものと思います。

子どもの年齢・月齢にかかわらず問答無用で「バトル」しなければならないのは安全が脅かされる場合です。

一人で道路に飛び出すなど、子どもの身に明らかな危険が及ぶときは、泣き叫ぼうが止めなければいけませんね。

子どもが3、4歳であれば、人を叩いたりお友達を傷つける言葉を言ってしまったときなどにもバトルする必要があるかもしれません。

また、「これだけはやっちゃダメ」というルールを設けた場合は、子どもの混乱を避けるためにできる限りルールの運用に一貫性を持たせるように心がけると良いとされています。

参照:How to Put an End to Difficult Behavior | parents.com

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イヤイヤ期の接し方|気をつけたいポイント

次に、イヤイヤ期の子どもと接するときに気をつけたいポイントについて考えていきます。

(なるべく)感情的にならない

子どもが駄々をこねたり癇癪を起したりしたときに、感情的にならないように気をつけています(無理な時は無理ですけどね)。

経験上、こちらが感情的になってしまうと子どももどんどんエスカレートしていって事態は悪化の一途をたどります。

子どものイヤイヤに冷静に対応するのはとても難しいことですが、なるべく時間に余裕を持たせたり、自分が感情的になってきたらパートナーにバトンタッチしていったん場所を離れてクールダウンしたり、冷静になりやすい環境やルールを自分たちで作っておくと良いと思います。

▼親のイライラを鎮める方法について。海外の育児サイトなどを参考に考えてみました。

関連記事:3歳児のワガママにイライラ!どう対処すべき?冷静になる方法は?

子どもが落ち着いてから話をする

イヤイヤが爆発している最中、子どもはまず聞く耳を持ちません。

1歳くらいだとまだ難しいかもしれませんが、2歳、3歳になり言葉でのコミュニケーションができるようになってきたら、落ち着いた頃合いを見計らってゆっくりとお話をします。

子どもが癇癪を起して叩いてきたり物を投げてきた場合は、クールダウンした後に「次からはこう言ってね」と言葉で気持ちを説明できるように促しています。

このとき、なるべく優しい口調で愛情を伝えられるようにも意識しています。叱られたことで自分自身が拒絶されたとは絶対に思ってほしくありませんからね。

▼そもそも2歳、3歳の子どもは感情のコントロールが苦手ですよね。一方で親は子の自制心を過大評価しているという調査も。

まずは共感する

子どもがイヤイヤしているときに、「そうだよね、自分でやりたかったんだよね」とか「これで遊びたいんだよね。でもお友達が使ってるからもう少し待ってあげようか」等々、まず共感してあげることが大切です。

うちの娘もまず共感してあげることで少し落ち着きを取り戻すといったことがありました。

保育園の送迎時に、保育士さんが「うんうん、そうだよね」と子の気持ちに共感してあげている姿もよく見かけます。

「まだできない」と決めつけない

イヤイヤ期は子どもが自分で様々なことに挑戦したいという気持ちが強くなる時期です。

大人からすると、「まだ無理でしょう」と思うようなことにも果敢に挑戦します。

そんなとき、頭ごなしに「できるわけないでしょ!」と否定してしまうのはなるべく避けたいところです。

子どもの自主性を尊重してあげたいですし、実際にやらせてみるとそれまでできなかったことが急にできるようになっていたりもします。

我が家の場合、「自分でやりたいの?じゃあやってみな」と一度挑戦させてみて、まだ自分でできないことを理解させた後に「もう少し大きくなったらね。今はパパがやってあげるからね」と声をかけるとスムーズに事が運ぶことが多かったです。

できたことを褒める

子どもがイヤイヤ期の頃はどうしても叱ってしまうことが多くなりますよね。

そういう時期だからこそ、子どもがきちんと我慢できたときや何かに挑戦して達成できたときには目いっぱい褒めてあげるように心がけています。

これは子どもの自尊感情を育むためにも重要とされています。

逆に、子どもが挑戦してできなかった場合には、そのことを責めるのではなく、「少し手伝ってあげるね」などと、自尊感情を傷つけないように援助すると良いそうです。

参照:史上最強図解よくわかる発達心理学(ナツメ社)

癇癪後、子どもが冷静さを取り戻したときにはギュっと抱きしめてその頑張りを全力で褒めたたえます。

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まとめ|一人で抱え込むのは大変

親だって普通の人間ですから、子どもにイヤイヤを連発されるとイライラしてしまいますよね。子を感情的に叱ってしまい、自己嫌悪に陥ることも多々あります。

でも、ある程度は仕方がないことなのかもしれません。私たちは聖人君主じゃありませんから。完璧な親になんてなれません。

また、一人きりでこのイヤイヤに対処するのは困難を極めるということも実感しています。イヤイヤに対処する際の体力的、精神的負担やストレス、イライラ。これらをシェアできるのが一番だと思います。

私の場合は妻とシェアできているのでなんとかなりました。

子どものイヤイヤというのは子育てを経験する多くの人が通る道ですから、イヤイヤ期の接し方について相談できる人や、同じ悩みを共有できる人はどこかにいるはずです。

周囲にそういった人がいなくても、インターネット上にこれらの悩みは溢れています。私も種々のブログやQ&Aサイトなどを巡回しまくって参考にさせてもらっています(英語がある程度読める方には海外のサイトもおすすめです)。

そこで相談してみたり、「うんうん。分かる分かる」と共感するだけでも、胸のつかえがスッと取れることがあるはずです。

できもしないことに挑戦しようとしたり、真新しい物を見つけたら必死でそれを手に入れようとしたり・・・。手は焼けますが、我が子の好奇心や冒険心、自己主張が強くなってきているのを実感できるというのは、嬉しいことでもあります。

この時期は、親にとって辛抱強さを身に付けるための修行(または苦行w)の期間と言えるかもしれません。子を見て学ぶことは本当にたくさんあります。

イヤイヤ期の接し方、対処法は今でも模索中ですが、魔の2歳児とか悪魔の3歳児と呼ばれるこの時期を、「早く過ぎ去ってくれ!」ではなく、「できるだけ楽しもう」と少しでも思えるように心掛けていけたらいいなぁと思っています(あくまで理想ですが)。

以上、かつかつ主夫でした。

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▼イヤイヤ期の原因やイヤイヤ行動の理由について、発達心理学の本を参考に考えました。

▼4歳になってからも大変な時期は続きました。

▼イヤイヤ期卒業?4歳半頃からイヤイヤ行動がだいぶ落ち着いてきた感じがします(別の大変さはありますが・・)。

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