家族3人で多摩動物公園に行ってきました。2歳の娘はライオンバスに大喜び。園内は坂道が多くそれなりに体力を消耗しますが、適度に休憩できる場所もあって子連れでも楽しめました。
以下、多摩動物公園の最新情報や混雑状況、見どころ、レストラン情報、アクセス、ライオンバスの休止期間等について紹介します。
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目次
多摩動物公園の混雑状況
▼土曜でしたがそれほど混雑していませんでした。
僕らが多摩動物公園に行ったのは3月第2週の土曜日。正門に着いたのが午前10時過ぎでした。チケット売り場には2、3人並んでいただけで待ち時間は0、スムーズに入園できました。園内は土曜日のわりにそれほど混んでいない印象。まだ少し肌寒い季節だったことも影響しているかもしれません。
園内で混雑していたのは2か所。おそらく多摩動物公園で一番人気のライオンバスと、来園者がランチに殺到するレストランです。ただ、激混みといったレベルではないので、ある程度戦略的に動けば長時間並ばずに済むと思います。
多摩動物公園が一年の内で最も混むのはゴールデンウィークと都民の日(10月1日)です。
ゴールデンウィークは特にみどりの日(5月4日)と開園記念日(5月5日)が、入園料が無料となるのでかなり混むようです。
また、多摩動物公園は東京都が運営しているので、都民の日(10月1日)も入園料が無料となり、かなりの混雑になります。
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園内は広くて坂が多いので、全部回るのは困難
多摩動物公園はとても広く、勾配が急な坂道も多いので、全部見て回るのは難しいと思います。僕らは2歳児を連れていたこともあり、全体の3分の1くらいしか見れませんでした。それでも充分満足でしたが。園内にはシャトルバス(無料)が走っているので、奥の方にあるオーストラリア園やアジア園に行きたい場合は利用するといいと思います。
行く前にどこを回るかある程度決めておくことをおすすめします。
僕らは、まずアフリカ園に直行してライオンバスに乗った後、キリンやダチョウ、チンパンジーなどを見て、ランチ。午後、昆虫館で蝶々やバッタ、カブトムシなどを見て、その後ニホンザルやツキノワグマ、イノシシを見て、ウォッチングセンターのカフェで休憩。2時過ぎには園を出ました。
▼立ち上がるツキノワグマ。
今回見られなかった動物はまた次来たときに見て回ろうと思っています。
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アジアで唯一!タスマニアデビルが見られる!
オーストラリアのタスマニア島にのみ生息しているタスマニアデビル(絶滅危惧種)の公開が2016年6月11日から始まりました。
過去に札幌市にある円山動物園などで飼育されていたそうですが、現在はアジアで飼育されているのは多摩動物公園のみとのこと。飼育されるのは雌の2頭(ともに3歳)で、名前はマルジューナ(先住民族の言葉で「星」の意味)とメイディーナ(「影」を意味する言葉)。
タスマニアデビルの名前の由来ともなっている、ちょっと怖い鳴き声にも注目です。
公開される場所はオーストラリア園のタスマニアデビル舎となります。
雨の日には昆虫園がおすすめ!
雨など、天気が悪い日は昆虫園がおすすめです。僕らが行った日は気温が低く、ずっと屋外にいるのはきつかったので、昆虫園はちょうど良かったです。
みどころは大量の蝶々が舞っている昆虫生態園です。
▼目の前に蝶々が。
他にもカブトムシやクワガタ、コガネムシ、バッタなど、子どもが好きな昆虫もたくさん展示されているので、おすすめです。
▼綺麗なコガネムシ。
運行休止前のライオンバスに乗車!
▼けっこう並んでました。
ライオンバスの歴史は長く、誕生から50年以上になります。2016年4月1日から長期運行休止に入ったので、僕らはギリギリ間に合いました。
一日も早い再開を期待しつつ、レビューを書き残しておこうと思います。
ライオンバスは窓越しに目の前でライオンを見られるので、ちょっとしたサファリパーク気分を味わえます。バスの車体にはライオンの餌となる肉が備え付けられていて、それにつられてライオンがバスに近寄ってくるような工夫がされています。
▼ド迫力!
進行方向に向かって右側、左側に長椅子があり、それぞれ窓に向かって横並びで座る形になります。右側、左側どちらに座ってもちゃんとライオンの前を通るようになっているので、特別どこの座席が見やすいといったことはないでしょう。
僕は子どもの頃にライオンバスに何度か乗ったことがあるのですが、とても刺激的で、多摩動物公園と言ったらほとんどライオンバスの記憶しかないくらいです。上野動物園にも連れて行ってもらったことがあるんですが、ライオンバスがある多摩動物公園の方が全然楽しかった思い出があります。
今回は2歳の娘を連れて行ったのですが、少し怖かったようで妻の肩に顔をうずめてしまっていました(笑)。でも、家に帰ると「ライオンバス、のったのー」としつこいくらいに何度も繰り返していて、かなり楽しんでくれたようです。
▼子ライオン
ライオンバスは長期運休中。再開はいつ?
上にも書きましたが、ライオンバスは2016年4月1日(金)より、発着場の耐震化に伴う工事のため運行を休止しています。残念!
運営する東京都によると、運行再開までの期間は、「少なくとも3年程度」とのことです。しばらくおあずけといった感じですが、運行終了というわけではないようなので、気長に待ちたいと思います。再開する頃には娘も大きくなっていると思うので、楽しみです。
運行休止中にライオンは見られる?
ライオンバスの運行休止期間中もライオンを見ることはできます。ライオンたちはこれまでと変わらない様子で、お昼寝したりのんびり過ごしているようです。ただ、今後仮設の放飼場を作る予定とのことで、その着工期間中は屋内飼育になるので一時的に見られなくなるようです。
現在のライオン園にライオンバスはありませんが、ライオンの展示は通常どおりおこなっています。新駅舎はまだ設計の段階ですが、それに先立ち、仮設の放飼場を作る予定です。仮設放飼場ができるまで1〜2か月ほどかかると思われますが、この期間だけはライオンを見ることができなくなります。仮設放飼場の着工時期は未定ですが、詳細がわかりしだいお知らせします。
ライオンバスが運休中とはいえ、檻の中ではなく広場でまったりしているライオンを見られるというのは貴重ですね。
出典:東京ズーネット
食事・レストラン情報
アフリカ園の近くにレストランがあります。僕たちが行ったときは午前中にライオンバスに乗った人たちが大挙して押し寄せていて、お昼時にはかなり混んでいましたが、現在ライオンバスは長期運休中なので、激混みレベルではないと思われます。ただ、園内では他に食事できる場所が少ないので、土日、祝日にレストランを利用する場合、ランチは早目の方がいいかもしれません。
▼レストランには子ども用メニューもありました。
混雑を回避したい場合は、お弁当や軽食を持っていくといいかもしれません。園内には屋根付きの休憩所やベンチがたくさんあるので、お弁当を食べる場所には困らないと思います。ホットドッグのような軽食を打っている売店もいくつかあるので、そこで買って屋根付きの休憩スペースで食べている人もいました。
園内には芝生の広場もあるので、天気が良い日はレジャーシートを持って行ってランチするのもいいかもしれません。
また、正門から入ってすぐの所にあるウォッチングセンターにも、屋内で軽食やスイーツが食べられるカフェがあります。
授乳室・ベビーカー・コインロッカー
赤ちゃん連れの方が気になる授乳室ですが、園内に3箇所設置されています(女性のみ入室可能)。入口に近いところだと、入園してすぐのところにあるウォッチングセンター、入口から入って右の昆虫園本館の中にもあります。
ベビーカーの貸し出しもしていて、1台500円です。ウォッチングセンター向かいにベビーカー貸出所があります。車椅子の貸し出しは無料です。
各トイレにベビーベッドが設置されているので、オムツ替えはそこでできます。
また、コインロッカーがウォッチングセンターの中にあります。
アクセス(電車・駐車場情報)
多摩動物公園は京王線および多摩モノレールの多摩動物公園駅から徒歩1分。駅を降りてすぐ目の前にあります。
京王線で行く場合は、高幡不動駅から京王動物園線に乗り換えです。所要時間は高幡不動駅から約4分。ちなみに京王動物園線は、高幡不動から多摩動物公園駅の間約2キロのみを走る短距離路線です。
多摩モノレールを利用する場合、中央線ユーザーは立川駅を経由することになると思います。所要時間は立川北駅から約16分(すぐそばに立川南駅もありますが料金は変わりません)。京王多摩センター駅から徒歩4分ほどの多摩センター駅からは、約8分です。
車で行く場合は、中央自動車道の国立府中ICから約20分です。
多摩動物公園には一般駐車場がありません(障害者用駐車場は正門前にあります)。正門周辺に、いくつかの有料駐車場があるので、車で来園する場合はそれらを利用することになります。正門から一番近い駐車場は京王ストア(旧京王リテールサービス)の駐車場です。駐車料金は平日の場合、土日祝日の場合によって変わってきます。
なお、ゴールデンウィークや秋の行楽シーズンは正門周辺の駐車場が混雑するとのこと。動物園の正門は、駅から目の前にあり、電車でのアクセスがとても良いので、混雑する時期に行く場合は電車を利用することをおすすめします。
開園時間・入園料金
多摩動物公園の開園時間は、午前9時30分から午後5時(入園は午後4時まで)です。
休園日は毎週水曜日です(水曜日が祝日または都民の日にあたる場合はその翌日が休園日)。年末年始(12月29日~1月1日)もお休みとなります。
入園料は一般が600円、65歳以上が300円、中学生が200円、小学6年生までは無料となります。都内在住であれば、中学生は無料です。また、障害者手帳を持っている人は、本人と付き添いの人1名が無料となります。
その他、団体割引や年間パスポートもあります。
まとめ
ライオンバスの迫力が素晴らしく、子ども以上に興奮して「また来よう!」と思っていた矢先の運行休止。ギリギリのところで乗れたのはラッキーでしたが、ちょっと残念です。ただ、ライオン自体は見ることができるし、アジアで唯一のタスマニアデビルの飼育が始まるなど、新たな見どころも増えてきているので、また子連れで行ってこようと思います。
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